私は、見知らぬ<上神>(つくりぬし)に。 光 という意味の名を与えられた。 源から放つもの。照らし出すもの。 闇に投げ掛け、夜に灯り、また陽が昇るという信頼も表す。 だがそれは、そう在りたいと希望(のぞ)むからでもある。 私は、<世界>に方向を指し示す導きだ。 より良い選択を見出せればと、祈りのような願いと共に。 それが時に、光ゆえの影を生み出すことになろうとも。 私は“原初の闇”の対であり、“至悠(しゆう)の光”と成るもの。 私は <エル>。 創り出し、そして夢見る者。 (そして いつしか のぞんだ のは) 『遥か昔、神はひとを羨んだ』 2頁← <Second>-second |
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