「おまえ・・嗜虐心限りなく0数値に近いくせに、よくもあんなドSな真似
を・・」
「・・“どえす”?」
 
 目が醒めた時。
イーノックは指示通り、いつかのように私を抱えておとなしく座っていた。
先程はそれどころではなかったから気付かなかったが、周囲にはエルの
力が静かに潜んで防御の法陣を描いていた。イーノックが連絡した時に
間に合わせに思いつきで組み上げたのだろう。
呪文のように見える文言の一部が、“ルシの迂闊。はやく元気になーれ”
などと半分ふざけていることは多分、イーノックにはわからないだろう。
・・・こんなのでもちゃんと効果はあるのだが。
 とりあえず文句を言ってやろうかと口を開くと、聞きなれない言葉に
首を傾げてから間を置いて翻訳されたようだ。
「“むっちゃいじめっこ”?」
「・・・合っている様な無い様な・・」
がっくりと脱力する。
以前私がエルに頼んで付与して貰ったイーノック用の簡易翻訳スキル用
のデータは、先の時代のものを読んだり聞いたりする時以外にも地味に
働いているが、一部にフィルタリングをしてあるのかデータ不足か時々
真面目に訳さないことがある。訛りやスラングなどは仕方が無いことも
あるが、これはわざとな気がする。
「“むっちゃ”って何だ、ルシフェル」
・・・そっちか。
「“無茶”の変形っぽいな。
普通に使う分には・・“すごく”か?」
つまり、すごくいじめっこ、と一回首を傾げたイーノックが、思い当た
ったように慌てて抱えていた私を降ろそうとする。
「・・何をやっている。
もう少しおとなしく椅子になっていろ」
まだ身体が冷たいのだ。現状唯一の熱源と離れるには早い。
「いや・・その。
虐めたつもりはなかったけれど、貴方は痛かっただろうな、と」
・・・。
それはもう言うまでもない。
痛みが来ることは知っていたし、一応あの台詞でも見当がつかないわけ
でもなかった。それでも何故だか、何時ものおまえの手と少し違う気が
して。
「虐めたつもりなぞがあったら、まだ手が上手く動かなかろうが今頃一
発ぶん殴っている」
そんなつもりどころか、おまえが私のために必死だったことは十分に理
解しているのだが。
・・・でも何か、イーノックの様子が腑に落ちない。
万年健康優良児が濃い肌色のせいで分かり難いがなんだか顔色が悪い気
がするし、普段通りに聴こえる声もどこかしら落ち着いていない。
ナンナたちには四天使がついていて此処には居ないのだから心配ないだろ
うし、はぐれたプートは現在勝手が違う状況とはいえ仮にも此処の住人だ。
簡単にどうにかなることはない。
そして、私も無事に助け出してほかならぬおまえの手の中に居る。
・・・先のことであれこれ悩むような性格だったらこいつは旅に出てい
ないしな。
本当に・・・何が心配なんだ?
「・・・さっきから、何を考えている?
半分上の空じゃないか」
仕方ないので突っ込んで指摘してみると、イーノックは明らかにぎくり
とした。
「私は・・あの時一体どうしたんだろうかと」
「あの時・・・?」
最後に茨を引っこ抜いた時のことだろうかと思ったが、違った。
「貴方を・・・硝子のような入れ物から出した直ぐ後のこと、だ」
・・・・。
応急処置で目が醒める前の記憶は、少々朧気だ。
相性の悪い異質な大気の濃縮体に取り込まれ、共に送り込まれた毒のよ
うな悪意の茨。
薄緑の厚手の透明硝子のような出口の無い大きな容器に閉じ込められて、
身動きすら出来ずにどんどん弱っていく感覚は流石に恐怖のようなもの
を感じた。瓶詰めの標本になるなんて御免だ。
 硝子が割れて、馴染みのある気配が傍に来てくれたのは覚えている。
・・・その後、その気配が覚えの無い空気を纏わせて変質しそうになっ
た。
ただ、その後の記憶は無い。
「・・・あまり、はっきりとは覚えていないんだが。
私は、何か言っていたのか?」
イーノックは少しだけ思い出すようにしてから、言葉を舌に乗せる。
「『イーノックやめろ、私は大丈夫だ』と、貴方は言った。
あの言葉を聴かなかったら、私はどうなったのか、と」
私は・・何を止めたんだ。
あの状況では、対峙していた相手のために止めたわけではないだろう。
つまり、イーノックを止めた。
無茶をしないように?
イーノックからその時の状態を聞きだそうとしてみたが、本人も完全に
自覚があったわけではないからよくわからないらしい。
ただ、怒りに我を忘れた気がするのだと悄然とする。

 浄化の力を使うイーノックは、全てのものの救いを本気で望む基本的
にどこまでもお人好しの人間だ。浄化自体は浄化という能力でしかな
いが、彼がその力を振るう時は本来の状態に戻ってほしい、呪縛から解
き放たれてほしいという祈りが込められている。
元々思うところあって鍛錬を欠かさなかったり、この旅の中でそれを生
かして武器を振るって戦っていても、彼の望むものは相手の排除や破壊
ではない。
純粋な破壊衝動を感じて、自分を恐れているのかもしれない。
・・・でも、それは。
「イーノック。
おまえも人間なんだぞ。
・・・限りなく0数値に近くても嗜虐性の欠片は潜んでいるし、必然性
があれば意外とドSだということが判明したし、本気で許せないと思っ
て我を忘れることがあったっていいじゃないか」
一息に言い切って、幸い暴走は私が無意識に止めたようだし、と冗談の
口調で笑って見せる。
律儀にエネルギーを分けようとし続けているイーノックのお陰で、大分
普段の調子が戻ってきた。
これ以上はそろそろ自力で回復できるだろう。
もういいぞ、と膝から降りて向かいに座るとイーノックの右腕を取る。
そこには、私が力一杯掴んだ跡が赤黒い手形になってまだくっきりと残
っていた。この位置では見えないが、背中にも似たような有様の指の跡
があるだろう。
・・・イーノックの回復能力は、彼が天界に来た際にエルがあれこれ調
整のためにいじり、更に自身で鍛えていたため普通の人間よりも段違い
に高い。更にこの旅に出る前にエルが加護を授けている。
私が(戦闘モードではないレベルで)目一杯締め上げて跡をつけていても、
全く薄れていないなんてことは通常ありえない。
「・・残量低い状態で、ここまで全力で分けなくてもいい。
私はおまえのサポートなんだぞ。
おまえが私のために無理をすることはないんだ」
いいきかせる口調で告げて、左手で手形に軽く触れて回復用の聖句を唱
える。普段ならこんなものは必要ないが、今は外部の力と形式を借りた
ほうが楽だ。省エネだな。
淡く光る白色のきらめきと共に、手形は薄れていく。
「背中の跡も消してやるから、逆を向け」
スペルの光を淡く残した左手を振って気軽い口調で促すと、イーノック
は返事をした。
「いやだ」
「? 何を言っている」
イーノックは私の希望で公私含めて対等な口をきいているが、私の正当
な理由がある指示を全面拒否するというのは稀だ。というか殆ど記憶に
ない。しかも今居るのは、平穏だった天界ではなく彼にとっては一切馴
染みの無いだろう<異界>の干渉で変貌しつつある冥界の只中だ。
エルの護陣はあるものの、いつまで休めるかもわからない。
その状況で回復を拒否するというのはどういうつもりだ。
問い質す前に叱り付けてやろうかと口を開きかけると、深く俯いた彼の
顔の辺りから声がした。
「・・・私が、貴方を助けては、いけないのか?」
・・・・。
何故、泣きそうな声なんだ?
私は何かそんなにまずいことを言ったのか?
「・・・・
先程、十分に助けて貰ったぞ? この通り元気だ」
軽口の調子に切り替えて話し掛けてみるが、顔は上がらない。
焦れて、とりあえず背の指跡を消してしまおうと立ち上がりかけると、
伸びた片手に腕を掴まれて引き戻された。
先程回復を掛けた右手だ。跡は勿論、もう何事もなかったかのように消
えている。
「・・・・・。
貴方が、居なくなってしまうかと思ったんだ。
だから・・・だから・・・・」
漸く上がった顔は、涙が頬を伝っていた。
茶の肌では目立ちにくいが、一緒に薄い黒っぽい埃のようなものも微か
に流れている。・・・土埃のような何かの汚れなのか、それとも先程灼
いた灰の名残か。
「自分はどうでもいいように、言わないでくれ。
貴方が私よりも遥かに高位の存在で普段強いことは承知しているし、
同行して貰っているのにある意味矛盾しているのは分かっているが・・
私は、貴方に無事でいて貰いたいんだ」
「・・・・・。
悪かった」
そういうつもりで口にしたわけでは勿論ないのだが、思い返してみると
不安定だとわかっている相手に対して、しかもイーノックに対してこの
状況であの言い回しはまずかった。
しかも、そういえば私はまだ文句ばかりで礼を言っていないんじゃない
のか?
ふう、とひとつ溜息をついて。先程とは逆の右手に聖句を宿す。
イーノックに掴まれている左手で逆にその腕を掴み直して引き寄せる。
「・・・ん」
「・・・・?!」
唇越しに祝福を送り込み、右手ですかさず背の痣を癒す。
暖かな感触を記憶してから顔を離すと、イーノックの呆然とした表情が
目の前にあった。・・・久々に驚かしてやれたかな。
 祝福は全身に及び、薄く埃っぽかった肌も髪も、服と靴も清潔に綺麗
な状態になっている。細かい傷があったとしてもそれも治っているだろ
う。この程度にはほんの少しの力で十分だ。
鎧は多少消費するので、とりあえず保留しよう。
「よし、綺麗になったな」
これでよし、とひとりごちてからふと気付く。
彼の頬には、涙の跡だけがそのまま残っていた。
瞬きをした目から、溜まっていた涙が再び滑り落ちる。
指先を伸ばしてその水を掬い取る。
口に持っていって舌先で舐めてみた。
「・・・涙は海だというが、あんまりしょっぱくないかな」
そこで、それまで固まっていたイーノックの肌がぶわっと肩先から耳元
まで一気に赤味を帯びる。
「・・・・・・る、るしふぇ・・・
ちょ・・・」
「ふん。生意気なことを言うから礼がてら塞いでおいたぞ。
・・・有難う、イーノック」
今度は真面目な礼と共に笑いかけると
「・・・貴方は・・」
まったく、と困ったような泣き笑いのような顔でイーノックも笑った。

 
 着信音が鳴る。
「あ」
イーノックが、少しだけ離れた地面にぽつんと置かれていた私の黒い携
帯電話を慌てて取って両手で手渡してくる。
「神に、貴方が具合がよくなったら連絡するようにと言われていたのを
うっかり言い忘れていたんだ。きっと、心配されている」
まあ、状況的に一応仕方ないな。
かつて長らく私とかれの間を繋いでいた精神の紐はもう切れてしまって
かれからの直接のエネルギーの助力は受け取れないが、エルには私の状
態はなんとなくわかる筈だから。そこまで心配していないだろう。
というかタイミングが良過ぎるしな。
「エル、迂闊で悪かったな。
なんとか持ち直したよ」
少し音量を上げて通話を押したと同時にそう告げると、電話の向こうで
やれやれと溜息が聞こえる。
『どうする?
護陣を通して送ろうか?』
「そうだな・・
このままでは時間が掛かりそうだし。頼む」
『了解』
電話口の向こうでエルが短く高く歌う。
それと同時に、潜んでいた護陣の輪郭が再び浮かび上がり円筒形の立体の
姿を成す。その輝きが全て消えると、私の貯蓄エネルギーは通常レベルま
で戻っていた。
『それにしても、ルシのエネルギーをほぼ根こそぎ持っていくとかどんな
奴だ』
電話の向こうの声は不満そうだが、どこか興味深げだ。
「さあな・・・声だけでは何とも。姿も見えないし」
顔を向けると、イーノックも首を傾げた。
彼もほぼ同様だったようだしな。
『では、気をつけるようにな』
パチンパチン、と軽く気泡が弾(はじ)けるような音と共に、私とイーノックの
額に何かがぶつかる気配がした。
『念のために、“茨”系対策の防御をしておいたから、次こそは迂闊になら
ないでくれ』
「あ、有難う御座います!」
すぐ傍(そば)にいたので聞こえたのか、電話に向かって礼を言うイーノックの
額には親指と人差し指で作った輪ほどの円があり、その中に何か書かれたも
のが見える。・・・・“押し売りお断り”?
意味はまあ・・ものの拒否なんだから間違ってないが。
イーノックは兎も角、自分で想像するとひたすら間抜けな光景だ。
「えーるー・・・」
『いや、半分冗談だから!』
文字が二重になり、本来の呪文がはっきりしてから護符は見えなくなった。
私の額のほうもそうなっているだろう。
やれやれと肩を竦めて電話に話しかけた。
「じゃ、行ってくる」
「行ってきます!」とイーノック。
ああそうだ、と付け加える。
「直ぐに出られるかわからないから、待っているナンナたちと四天使(あいつら)
には調査中だと連絡しておいてくれないか?
心配させるといけないからな」
『オーケー、気をつけてね〜』
おそらく電話の向こうでひらひらと手を振っているだろう気配がして通話は切
れた。

 「さて、イーノック」
軽く指先を上げて、お馴染みの純白の羽鎧を纏わせる。
そういえば、エルはどうしてこのデザインに決めたんだろうな?
まあイーノックには似合っているからいいんだが。
「改めて。
・・気をつけて進めよ?」
頷いたイーノックが、もういつもの通りの元気そうな表情を引き締めて道沿
いに走ってゆく。
私はそれを見送って、ふと考え込む。

 あの声。
 あの声は・・

ふ、と物思いを振り切るように軽く頭を振る。
いや、考えるのは今此処でやらなくてもいいことだ。
ぱちん、と軽く指を弾(はじ)く。
今やることは、イーノックの傍(そば)に居てやることだ。
差しあたって急ぎのほかの用事はないことだしな。


ゆらっと揺らいだ姿が消えた後。
黒い風が冷たく、冥府のどこかへと渡っていった。



END.




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20110205:

捏造冥界+捏造プート(サタナキア)+捏造???です。
エル設定を持ってきたため、フェルさんは「冥主(サタン)」担当。
既に捏造が3周半ほどMAX突破していますが・・・orz

ナンナちゃん+ネフィ/四天使(白鳥.ver)初登場。
四天使はまだ公式待ちなのでとりあえず適当に台詞振り。


塔部分は現状描写が困難なのでかっとばし(今のところの予定では背景とか舞台設定で出てくるくらい)。
この後は展開端折ってネフィリム異変経緯→最終戦と解決法+ED→アフター・・で終章に続くぽい。
???の背景のほうは過去部分で。

設定補完メモの束ばかり増える現状ですが、何とか背景が繋がった感があるので
あとは兎に角案メモがあるやつのどうにかなった分から埋めていきたい・・。



ちなみにイールシ進行については
<Flag>(まだ未満)→<Forfeit>(なんとなく)→ラスト近辺(認識)→アフター→終章
って感じです。ボケップルです。

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ちなみにプートさんは「悪魔の方程式」(中村理恵さんの漫画)の可愛いサタナキアさんをモデルにした・・
のですが、中身がフェルさん合わせの副官ということで性格は似てないので、結局ストレートロング&
可愛い美人という容姿だけイメージ元ということで(笑)。
あの話はルシフェルさんもむっちゃ可愛いのだ(デーハーで怒りっぽいけど素直)。
主人公セットも好きだし、死天使ーずも印象強いな・w・

もひとつちなみに。
留守しっぱでもOKな冥府仕様のイメージ元は「十二国記」の延の国です(笑)。あそこはスゴいですよな。

羽鎧デザイン・・のくだりはP!D情報(原典由来ネタ)。

たまーに「尋く」と書いてあることがありますが「尋ねる」=「きく」の「尋(き)く」です。
変則表記ですがご了承くださいませorz
「訊く」の字は字面のためか強い感じがするので使いにくいのだ。

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0219:
ものすっごい蛇足なんだけど間抜けにも今頃気がついたので補足というかなんというか・・。
冥界のほうでフェルさんが掴んだ腕(の感触)をノクさんが気にしているところがあるんだけど、なんで気
にしているのかはなんとなく・・でどういう風な位置で掴んでるのかも曖昧でした実は。
そしてふと設定画確認すると・・・・・ノクさんの腕が露出してるのって上腕部の一部(と手の指先)のみな
んですね。ピンポイント過ぎるw これは気にならざるを得ない。
地上→冥界の時は下腕掴んでたと思うけど。
まあ構造的に掴めないor触れないYo!じゃなかったので、暗いと見えなかったりするノクさんを心配した
(あと状況も不明だし・・)フェルさんが直接触れる部分を掴んでいたということで辻褄ってオキマス(殴)。

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0304:

そういえばこれ補足してなかった。
文中でノクさんが「ケイタイデンワ」等電話関連の言葉をカタコトっぽく言ってますが「ニホンゴ」と同様
ノクさんの理解が不十分なものはカタコトっぽく扱ってます(日本語がニホンゴなのは「民族」「国」の
概念がまだ無いので実感として正確に認識できないため)。逆にノクさんの理解がほぼ正確に及ぶも
のは漢字表記入りでもそのままです。
“ビニール傘”は素材の一部のビニールがどういうふうなものかまではよくわかってませんが(透明
(なものもある)で薄い割に丈夫な独特の感触の艶々したもの?)、「これは傘だよ」の後に風に巻か
れてどっかに飛んでった傘はちゃんと救出されて、「こういうふうに畳んで、開いて・・・こう“差す”ん
だ。やってみるか?」とか休憩の時に説明していたんじゃないかなー。
植物素材で出来た和傘の説明とかもしてそう(作りかた入りで)。
というわけで“傘”はどういう構造でどのように使うものかは理解してるので“ビニール(という素材で
張られた)傘”。

名称入りで説明されてないものは翻訳スキルが対応せず見た目しか認識出来ないので、<Snow>
では“牛乳パック” “火鉢(四角いの)”“軽量スプーン” “グラニュー糖” “セロファン袋に入って赤い
留めテープで閉じられた”チョコレート などがああなってます。
まあものによっては説明してもわからなかったり、説明がわかりにくかったり説明になってなかったり
するのはお約束。

ほかに、これの冒頭や<Parts・2>等で“ズボン”という単語をまんま使用しているっぽいのは、ノク
さんが天界に来た時に既にフェルさんが持ち込んだ用語が天界で衣服用のものとして定着していた
から。
それ以前等のはどこかで見た記憶がある“足通し”という単語を使うつもりですが、これで通用するの
かな?まあなんとなくわかればいいのですが。


ちなみに、あの時手にしていた傘は攫われた弾みでどこかの空間の隙間に落ち込んでいますが、
お気に入りの所持品のため衣服同様にフェルさん自身のエネルギーの一部で同化コーティングされ
ているので、無事&呼び戻せます・w・



<Nuts>/<Alert>/落書目次/筐庭の蓋へ