ルシファー由来?関連めも


うぃきぺの「ルシファー」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%BC
を見ると頁下の関連項目があるので、以下気になった関連を覚書用にイモヅルで簡略抜粋
させていただきました(元文はうぃきぺをご参照下さい)。


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アッタル:
カナン神話(ウガリット神話)の金星神=曙=明けの明星。
同様の神格にシャヘルがいるが、当時の信仰はアッタルのがメジャー。
猛々しきもの・戦神として名を馳せる傍ら、砂漠では水を司る灌漑の神としても信じられていた。
配偶者として同根の神格と思われるアスタルトが配されることがある。
バアルが死にかけて冥界に行っているうちに主権を分捕ろうとしたが力不足で失敗したという
逸話があるため、ルシファー堕天の原型説がある。


シャヘル:
カナン神話(ウガリット神話)の曙(明けの明星)の神。
黄昏(宵の明星)の神シャレムと対。
イザヤ書で「曙の子ルシフェル」と書かれているのが聖書で唯一のルシフェルへの言及で、
「ヘレル・ベン・サハル(輝ける曙の息子)」というヘブライ語の意訳。シャヘルの息子ともとれる
が、シャヘルが太陽神に逆らって堕ちた→シルファー伝説化という説により混同され気味。


アスタルト:
メソポタミア神話のイナンナと同系の女神。
ウガリット神話ではアナトと並びバアルの陪神とされているがイナンナの性格を強く引き継いだ
アナトと違って余り目立たない。美人といわれるアナトに対し可愛らしいとされる。豊穣神。
旧約聖書においてはアシュトレトという蔑称で呼ばれたが、アシュトレトの複数形アシュタロトと
いう名は異教の女神を指す名詞と化し、豊穣神としては人気で同じく異教の神を指す名詞と化
したバアルと並び一神教を脅かすほどの崇拝を得ていた。
エレミヤ書で天の女王と呼ばれている女神は彼女だといわれている。
旧約聖書のアシュトレトが後に欧州で悪魔・アスタロトとなった。


アスタロト:
欧州の伝承にある悪魔の1人。
数々のグリモワールで語られ、悪魔学者には高位の悪魔と扱われている。
ヴァイヤー説では、過去と未来を見通す能力を持ち、質問者に教養を伝授。天使の創造や天使
の堕天について語るが彼自身は自己意思で堕天したわけではない。
容姿は、召喚時には巨竜や竜に似た獣にまたがり右手に毒蛇をもつ天使の姿。
口から毒だか汚臭だかが出ているので近寄せるのは危険。
蝿の王ベルゼブブの傍らに驢馬の姿でいたり、また、黒白の色をした人間の姿で現れることも
ある。

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毒・汚臭は・・宗教的に問題な言葉ととっても宜しいか。

「過去と未来を見通す能力」
「尋ねるとなにか説明してくれる」
「天使の創造や堕天のいきさつに詳しい」
「彼自身は自分の意思で堕天したわけではない」★
「竜を従え右手に蛇を持つ天使の姿」
「黒白の人の姿で現れることもある」

★ここが気になる。



で、一寸戻ってウガリットってなんですかということで↓
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ウガリット
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%AC%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88
内容が細かいので気になったところだけ大雑把に纏めると・・

シリアの古代港湾都市であり、西アジアと地中海エリアの接点として多くの交易品や文化が行
き交った当時の国際都市。
紀元前1800年頃にウガリットの名は文書に見られ、紀元前16-13世紀辺りにはエジプト・フェニ
キアと密接な関わりがあった。
紀元前14世紀頃に大火で失われた際にはエジプトの影響下で再建されたらしいが、紀元前12
世紀頃の「海の民」の台頭によって滅びたとされている。
正確な時期は不明。

国際都市のため様々な言語の文書が残されている。
ウガリット語は楔型文字を簡略化したウガリット文字で記されていて、子音のみの表音文字であ
り30文字しかない。フェニキア文字との共通点が多く見られるがどちらが先に作られたかは不明。
フェニキア文字がギリシア経由で改変されてローマを経てラテン語として広まっていったのに対し、
こちらの文字は現在残るものには繋がっていない。

ウガリット文学はカナン神話の思想と形式の原型とみられ、旧約聖書の文学的な面での評価を
もたらした。

なお、フルリ語で書かれた現時点での「世界最古の歌」の断片記録も残っている。

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繋がらない文字というのにちょっと反応した。


同源神話ネタは辿ってくと枚挙に暇がないようなので、とりあえずこのへんで。




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思いついただけのおまけ


◆天界TVドラマ最終回風◆

「・・そういう、ことだったのか・・」

白金の髪の青年は辺りを見回す

遥か古代に作られたように古びているようでもあり
今まさにそういうふうに作り上げられたばかりのようでもある
不思議な風合いの建造物

そう あの 神の手のような・・

「わたし達は、ずっと貴方を待っていたの
かつて分かたれた同胞を
そして “始めの人”の血が揃い
故郷(ほし)へ還る日を」

灰紫に煙る髪の少女が
見えない目を向けて微笑んだ

「・・・。
もう、システムは発動した。
おまえは此処に、残ることも可能だ」

先ほどから黙ったまま壁に凭れていたもう1人が
感情が乗せられていないように聞こえる声で告げる

その姿を見遣った青年は一瞬
虚をつかれたようにまたたきをしてから歩み寄った

「・・なんだ」

目前に立たれて目を上げた黒髪の青年は
ニッコリと全開の笑顔を向けられてたじろいだ

「大丈夫だ、問題ない
二人と一緒に行く」

色々な場面で 様々な意味で口にされた口癖は
もう二人とも聞きなれていたけれど

「・・・・。
そんな返事で大丈夫か?」

淡い苦笑のような深い溜息と共に返された言葉に
もう一度

「ああ。
一番いい旅を頼む!」

やっと笑った黒髪の青年の髪を
もう1人がくしゃくしゃと子供にするように撫でて
途端に苦情が並べられたが
少女のおかしそうな笑い声に揃って振り向いた


「じゃあ 準備が済んだら出かけましょう
あの場所まで」

手を輪っかにしたネフィリムと並んだ少女が
大きな窓越しに指差した先には
黎明の空に浮かんだ 明けの明星が輝いていた



END


*辻褄は行方不明です*



A:「金星の系譜すぎる・・・もう金星人でよくね?」(神は異星人説)
B:「エノクは天使の血を引いている」(※ネフィリムはサイズ様々で本来人型)☆
C:「UFOエンド」

を全部足して、ベタテンコ盛り仕様で夜空の彼方へブン投げてみました。
なんとなく前のW守護者と繋がって見えなくもない。
神はファーザーコンピュータでお願いします。



☆エノクは先祖がえりで人間でありつつ天使に近い、とかは原典ならありなのか?
とりあえず両方をゲーム設定寄りに統合想定してみると、「天使×人間」は遺伝相性が
良くなく子供はあのネフィリムになる、が極稀に人間の姿をした適合体が生まれる、
とかネ。


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次頁に、もうひとつのおまけがあります。


天界TVシリーズ番外兼『話をしよう。』の番外。神とフェルさんが話しているだけ。




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