北欧神話メモ(えるしゃ用)


前回イナンナについて読んだシリーズに北欧神話もあるので見てみましたが
目次タイトルに名前がない=目だったエピソードはないようです
(バルドルの死の話のとこに確かに↓のように嘆き死んで一緒に火葬されたとはあり)。
(検索で引っかかってきたのが「バルドルの妻であり、死を予言されていた夫が死出の船に乗せられたの
を見て嘆き死ぬ」とあり、繊細?北欧女神のうちでは珍しい反応だといわれてました)
残っている記述では男神の記述がほとんどで女神は必須クラスの数人以外は名前しかわからないとか。

民族色彩的には、海岸沿いに来たスペイン・フランス・イング系の中背黒髪と、南ロシア〜欧州中部を通っ
てきた長身金髪碧眼が主要構成だそう。

北欧神話は成立年代が古く口承神話だったため、後年になって記録記述として残されたものが現在知られ
ている北欧神話となっているようです(1世紀にはもう確立していたらしいが、当時の資料は外国人が書い
たものであり詳しいことは不明で、現存するものは主に12世紀以降)。
ギリシア神話・ヘブライ神話などのルーツはこちらからきているようですが、後にそれらのほうが有名になっ
てしまい宗教的にはキリスト教が全体に広まったため、ゲルマン民族本来の神話を留めたのがちょっと僻
地だった北欧・・ということだそうな。
現在残っている後年形態のものに関しては、キリスト教の概念を逆輸入して混ざっているともいわれている
ようですが、それでも非常にはっきりした個性を保っていて創作・パロディのネタとしては一般的な印象。

トールキンの指輪物語なども北欧神話下敷きですよね。

北欧神話うぃきぺ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%AC%A7%E7%A5%9E%E8%A9%B1
とりあえず混沌VS秩序
終末構想
結局巨人族に負ける神々

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ヘブライ神話よりも古いということを考えると
「力を失った神」というのはまんまのような気も。
ラグナロク後の世界再生エピソードで蘇る神もいますが、ナンナの消息は不明らしい。
メソポタ神話については紀元前3kということで
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%9D%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%82%A2%E7%A
5%9E%E8%A9%B1

メソポタナンナorイナンナ→北欧ナンナ→ナンナ とか。



◆バルドルとロキ

北欧神話のロキにはキリスト教の影響でサタン的な性格が強化されていったとか。
バルドルの死(唯一の弱点ヤドリギ)を招いたのが彼という非常に悪意が強い話と、別の件で捕まっていたor
そもそも全然話が違うので関わってないよという話があります。

バルドルは美しくて気立てが良く、オーディンの後継者として目されるほぼ不死身の神だけどロキの悪意で
あっさりと死んでしまうんですが。
ヤドリギの話ではヘズルはバルドルの弟で盲目なんですが、そうではない人間の王子ヘズルと王女ナンナ
を取り合うというパターンでは、バルドルが横恋慕して結局負けたり、神族ではなく人間であったりもするよ
うです。
こちらが原型であったなら、バルドルの神格化(善・キリスト?)+ロキの悪魔化(悪・サタン?)はキリスト教の
影響ではないかと考えられるみたいです。

まあでもなんか、光を帯びて美しく善良とかノクさんぽいといえばものすごくぽいです。
ロキさん→フェルさんとか、元々悪気はさほどないとか。


ロキさんに関しては謎が多く信仰されていた形跡は少なく、現在伝わっているものは悪意が強くなった姿の
ほうが殆どっぽいとか。
アサ(アース)神族に混じって暮らしているが巨人族の出。
容貌は美しく上品だが、神々にも人間にも誠実ではない。
性格はよくないし気紛れ、だが知恵に優れており神々を窮地に陥れるのと同様ほどよいものをもたらしたり
その狡知で助けることもある。
口が悪いので有名。
ラグナロク時には神々と敵対する(橋番ヘイムダルと相討ち)。


参考:「北欧の神話」世界の神話8・筑摩書房


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なんかナンナ資料じゃなくてノク・フェル参考資料になってるぞ。
巨人族がどーのという点もキニナル。

秩序=規制?
混沌=自由?
はメガテンでおなじみだし。


盲目という点を挙げるなら
ノクさん=バルドル(兄)
ナンナちゃん=ヘズル(弟)
フェルさん=ロキ
ってのも。
(月神ナンナは男神だし)


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@もしもヤドリギ事件でロキさんに悪気がなかったら@

ロ「お、ヘズは参加しないのか?」
ヘ「その声はロキか。
  いや、見えないから的当ては・・」
ロ「そうか・・ちょっと難しいか。
  あ、そうだ。この間聞いたんだっけ。
  ちょっと探してくる」
ヘ「?」
ロ「お待たせー
  バルドルに当たるのはこれだけらしいぜ」
ヘ「これは・・植物か?」
ロ「ヤドリギだよ
  そう硬いもんじゃないし当たったところで心配ないだろ。
  バルドルの方向は・・っと、あっちな」
ヘ「そうか。
  じゃあやってみる
  ・・・・てやっ!」
(ザシュッ!)
ヘ「・・・え?」
ロ「・・・・え?!」

だったら悲しいな・・。
基本的に悪意のないトラブルメーカーのほうが危険だと思うのデス。


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思いついただけのおまけ


◆天界TVドラマ予告風◆

「そうだ
私は元々ロキと呼ばれていたんだよ」

ヤドリギの小枝を手にして笑ってみせるルシフェル

「その前は・・・なんだったろうな」

フフ、と思い出すように目を伏せたその姿の傍らに
盲目の少女がいつのまにか立っていた

「私たちは 古き神の名残
そして貴方を見守る星よ
イーノック」

「・・ナンナ?」

思わず問いかけた声に
二人分の 不思議な微笑がかえされる

『貴方は 貴方の意志のままに
最後まで 傍にいるわ』

『おまえは おまえの望むままに
共に行こう その時まで』

姿が見えなくなり
重なって響く 声

淡く輝く光と共に
ジーンズとサンダルだけだった身体に
見慣れた純白の鎧が纏われ
そして中空に
これまで手にした5つの武器が集まり
もうひとつの新たな武器が現れた

「・・・これは・・」


『それで全部よ
散らばっていたわたしの力』

『いつものように
おまえを護ろう』


「・・・そうだな
ありがとう
宜しく頼む ふたりとも」


了承の気配がかえり
いつものように一歩を踏み出す
私を導く 星と共に




*辻褄は存在しません*


A:「ナビ2名いてもいいじゃん」
B:「ルシフェルさんマジ守護者」
C:「ナンナちゃんマジ神」
D:「鎧はフェルさんの羽分の力」
E:「武器はナンナちゃんの神力」

とロキネタを混成したらこーなっt




20101120:



その後、武器は3つと判明したのでステンドグラスに表示されている分で揃ってるんだけど
4天使がどれがどれなのかはっきりしていないほうが問題だ(笑)

 →→後々、やっと公表されましたがなんでそんなに保留してたんだろう(笑)


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