| Vas既読 で ももたま未読のかた向けの ------  ももたま背景説明(あえてネタバレ含.ver)------八百年の昔、とある島で「鬼」との決着がつこうとしていた。 しかし、その折に納得してはいなかった鬼は対峙して居た桃太郎に呪いを 掛けた。自身の核の一部を封じた赤子を絶対に殺させぬよう、桃太郎と赤 子を呪縛で繋ごうとしたのだ。 けれど、呪いは“身代わり”に桃太郎の従者であった「犬」、“桃狼(タ オラン)”の身に降り掛かった。 桃太郎は、必ず呪縛を解こうと約して旅立ち、鬼道を封じた「島」に留守 居として留まることになった桃狼は数々の特権を与えられ主が帰るまでの 領主となった。 鬼の一部を宿す子供は最初は疎まれたが、自身が何より疎んじたそれを悟 った桃狼が「狗(コウ)」の名を与え「犬」の座につけ、自分は“桃太郎” の名を代わりに継いで留守を待つ決心をしたことで、後々「人間」として育っ てゆく。 長い時を経た、八百年後の現代。 「桃源島(トウゲントウ)」と呼ばれている、結界に囲まれた孤島で。 「初代の記憶」を血で伝える三獣衛士の血族たちと、そのほかの島民は、 いつか来ると伝わる「桃太郎の転生者」を待ちながら、 封じた鬼道から漏れ出る飛沫のような鬼達と戦いながら暮らしていた。 島には、毎年島外から選出された「新入生」たちが連れてこられる。 勿論全員がものになるとは限らないのだが・・。 そんな「島」の、ほぼ唯一の出入りの足である一隻のフェリー。 新入生たちを乗せたその船に、一人の子供が紛れ込んだ。 彼は、自分を“鬼の末裔”と信じる家系に生まれた陸奥九世(むつ・ここ のせ)。 彼と、ひょんなことから深く関わり合う羽目になった新入生のひとりであ る青年・香椎守(かしい・まもる)。 そして島の核である“桃源殲鬼学校”の理事長であり島のトップである、 桃源長門(とうげん・ながと)と、彼の娘である那智。 教師であり当代の「犬」だと自分では信じているが、本当は八百年生き続 けている“あの赤子”の成長した姿である狗・・大和孝一朗(やまと・こ ういちろう)。 かれらを中心にして八百年の因果と、真実を巡る舞台の幕が上がる。 ---------------------------- こんな感じの一種の伝奇アクションファンタジーです。 表紙やタイトルロゴはファンシーだしコミカル要素もありますが、本筋自体 は結構ハード。 レイフロは、「留年生」といって何らかの事情で「一年生」に留まっている 人員のひとりのようです。 一年生６０人中の３分の１＝２０人程がそれだそう。 (ホンモノの「新入生」は４０人程度ということで) ３０人づつの２クラス。 「二年生」からが実地訓練メインで、それぞれの３つの属性クラスに分かれ。 二年生時のカリキュラムを十分にクリアしたと認められると一人前の“殲鬼師” (鬼を滅ぼす者)ってことですね。 軍属っぽく完全にそれだけ(管理・警備・護衛・迎撃など)に従事するもの もいれば、希望や能力により、店舗経営ほか様々な仕事に就くことも可能。 (島の住民になる＝「本来の希望進路」などを諦めることになるため、島の 運営に必要なもの以外にも、趣味レベルでも種々の方向が可能なように 優遇されているそう) 環境上、基本的に一般人は現役の殲鬼師でなければ留まることは出来ない のですが、島外から来て気に入り定住して数十年暮らしているものも居ま す。 (合わなかった、または何らかの理由で離脱する場合は関連する記憶を消去 して島外へ送り出されるのかな？島の存在や鬼の状況は国の存亡に関わる ため、国がフォローしてくれると思われる) 階級構造表は２巻102頁。 「三年生」は「たった３人しか居ない」と言われているのですが、 まだ出て来てない？ 「二年生」に「様つき」で呼ばれている由良は本当にあの理由のみの 「留年生」か？ 「長良ボディ状態」で最大性能発揮とかいうパターンは？ あとの可能性は“血族”あたりか。 制服のバリエを見ていると、長門んが着ているものやコウさんが代理時に 着ていたのと、摩耶先生が上着羽織ってた将校服っぽいやつは別として。 一年生用(１巻172-3頁に見本。※)と。 二年生は似たような感じの学生服寄りのと。 軍装モードの、短衣のみ(一般兵？)と、外套つきの(士官？)と、 チャーリーの着ている長衣があるのかな〜。 ※普段は上着の上部パーツのみ着用でおｋで、改造も可能。 見たところ長衣タイプはレアなんだよね。 チャーリーの階級どこ？ 尉官？ (軍事に疎いので階級イメージそのものがよくわからんのだが、あの配置 だと特尉官は総統(理事長)補佐の辺り？) |