◆本来は完全埋没仕様の際から。 他所様のネタをダシというか踏み台に少々思案してみた if検討妄想駄文+断片落書き抜粋を例外で置いておきます・・・;; 完全にチャリレイです。閲覧注意。 |
−−− 検討素材: MM+bts (借り物) 口チューの謎 −−− Q:自分で検討した場合、“恋人状態”になるとどうなるんだろう? 条件が面倒なので時期はED後とします(※) レイフロはチャーリーから雨の日の件と併せて、そういう意味でも好き なのだと告白を受けて承諾している(=キスの制限解除)前提 A: レイフロ⇒ “夢”が叶って信じられないくらい幸せ。 チャーリーも照れたり慣れないながらもさりげなく“恋人”扱いしてくれ るので、ふわふわお花飛ばしつつごろにゃーと懐いてみたり。 なまじっか色事には知識も経験もある分、ごく普通、のしかも付き合い始 めみたいな状況とかすごいレア!と勿体無がって初心風ほのぼのラブラブ 堪能中。 少しくらいはクリスを待たせてやるーとか、本当にいいのか?・・という 思考もあり。 チャーリー⇒ レイフロが幸せそうにしてくれるのは嬉しいし、ほのぼのも悪くない。 でも・・『そういう意味で“触れる”のも切実にしたいんです・・が・・。 察して下さいマスター!(嘆)』(給血(ごはん)の時間がキツいw) でも自分の平静がレイフロに関しては非常に危ういことも十分承知してい るので、一気に事を進めようとは思っていない。 ↓ 三段階くらいで進行。 一段階目を請われた最初は固まり気味レイフロとか。 チャーリーが予想外発言をかましてレイフロに驚愕されたり×2とか。 バリーがチャーリーの鏡姿でした想定の行動を、全く印象の違う仕草で “記憶上書き”してみたりとかほか。 ひたすらシリアスだったりとか。 ↓ 三段階目(シリアス)クリア後。の〆の遣り取りを以下。 |
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泥の様に、とまではいかないが。 くたくたになって敷布の間に沈んで、理由が無ければ指先ひとつ動かす気 にもならない。 横で身動ぎして、ゆっくりと身を起こす気配がした。 「・・・。 マスター、あの・・」 少し迷うように間が空いてから、 「何か、要りますか?」 人間だったら水を飲むか、というところだろうが、“給血”後ではないが 血のほうがいいのかと迷ったのだろう。 ・・でも、急いで回復する気分じゃないしな。 頭だけ動かして、生真面目にやや心配げな面持ちで見ていたクリスと視線 を合わせる。 「・・・“余韻”にくらい、浸らせろ。 もう“Cherry boy”じゃない癖に」 からかうように目を細めて少し笑って告げると、微かに目元を赤らめた。 「・・・あ、すみません。 ですが、こういうものは負担がかかるのだと聞いている、ので・・」 「心配ない。 俺が“回復出来るから”という意味じゃなくて、な」 くくっと喉で笑って、クリスに手を伸ばす。 「でも、・・・そうだな。 水じゃない、水に近いものを何か」 「はい」 手を取って半身を支え起こされ、クッションを宛がって座った姿勢で楽に 居られるようにしてくれる。 「・・一寸待っていて下さいね」 騎士のキスのように丁寧に取った手の甲に軽く口接けを落とされ、手早く ズボンとシャツを身につけた姿がスリッパを突っ掛けて部屋を後にする。 「・・・・・」 ふ、と溜息をつく。 落ち着いて応対出来てよかった。本当は、内心結構どきどきしていたのだ が。 煙草を喫おうかとも思ったけれども、何だかまだ、幾度も幾度も繰り返し 口接けられた唇の名残も惜しんでいたくて。 ぼんやりと考えるともなく考えていると、足音が戻って来た。 ドアを閉じて歩み寄って来ると、寝台の上に縦長のグラスの二つ載った盆 が置かれる。 微かな気泡が揺らめいて立ち上る透明な液体に、淡く酸味のある香り。 「レモンが無かったので、ペリエにオレンジを少し」 これでも構わないですか?とストローが添えられたほうを手渡してくれる。 有難う、と頷いてうっかり落とさないように両手で持って少し口に含むと、 微発泡の炭酸水に混ざる柑橘の気配が乾いていた喉を滑り落ちていく。 クリスは寝台の端に腰を降ろすと、無造作に半分ほど直接グラスを呷り、 中身の残っているそれを上から掴むように指先で支えたまま。 改めて、という風に俺に視線を向ける。 「・・・ 何だよ」 じっと、落ち着いた視線に見詰められて少し戸惑うと、いえ、と笑みが浮 かんで。 「・・・・・・・。 私は貴方が好きなんだな、と。改めて思っていただけです」 ただ、それだけのシンプル極まりない言葉だったのに。 一瞬で全身の血が温度を増したと思った。 「・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・ ・・・・ばか」 多分顔が真っ赤になっているだろう俺に、クリスは一瞬驚いた表情をした。 それからグラスを置くと身を寄せて。 「・・・マスター、大好きですよ」 薄らと潤んでいた俺の目元の髪を、そっと指先で除けて。 涙を拭うように優しいキスを、くれた。 |
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七章のバリーの台詞を言い直し(笑)オチ。 本編のそれの前提である、三章の 『ますたー だいすき』 を 悲しくない今の響きで、でもあり。 “オレンジ”はMMのネタのレモン=<月>の対の<太陽>ですが、両方 とも暖かい地方の名産品という印象がありまス。 で、<太陽>⇒外はもう夜が明けている?というのと、酸味の強いレモン に比べて何も混ぜなくてもやや甘い感じのオレンジでー。 一般に“林檎”や“無花果”などといわれる“知恵の実”ですが。 これなんでか知らんけど別名“アダムの果実”というようで(イヴの果実、じゃないのは何故 なんだろう。という直接関係無い疑問点について蛇足(お暇なかた向け) 地方によって色々変わるのですが、オレンジもそれのひとつなのです。 罪の象徴ではなく、愛、と林檎で解説しているのがあってそれはイイネと 思っているので、イメージ小ネタ。 チャーリーにとってレイフロが夜も昼も空にあって見守ってくれる月なら、 レイフロにとってクリスはもう普通に目にすることの出来ないそれの代わ りに昼の温もりを伝えて傍に在ってくれる太陽だよね、とこっそり。 それと、マンダリンオレンジの香りには特に子供用として定評のある安心・ 元気etcの効果があるそうです・w・♪ 20110922/28: |
※追記 そういえばED後=呪縛解除想定なので“主隷逆転”状態かも。 まあぱっと見ではなんも変わらんので検討上の支障は無いんですが背景的には意味が。 (ネタメモはこっち参照願。) 1001: |
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