*<B->本文読了後でないと意味不明な背景補完。
           ネタバレ。無駄に長いです*





◆B・・

<B->のアのつくひとは本来Sec-firに出てくるあの容姿である筈だった
ので(体格とか違うのとちょい成長上なのは同様)“双子”状態だった(性格
は真面目だけど無口ではない)ため、光景の皮肉さとルのつく黒鳥の精神
負荷が更に倍加されるので変更ついでに回避されました。
元々は、あれのような状況で覚醒→とある事情でそのまま世界維持→
時代が推移してイのつくひと=後継者が現れる→サポートして継がせ
ようとするが成ったら自分を終わらせてほしいと願っている。
育てるために厳しくもするけど優しくてどこかここにあらざる遠くを
見ている黒鳥に惹かれたイのひとが、どーにかしてくれれば「灰札」
ENDか、確実に前向きになるよう救えれば「白灰札」END。
しかし、「灰」でイのひとも何らかの形で引き摺られてしまえばその
後「黒札」END(自滅or双滅・孤独・狂気etc)の可能性が。といういま
いち安心できないダーク風味入りif。
どん暗い上にどうしても十二●の失道ネタ連想直行ですということで
永遠に埋めておきm。
<B->の場合は黒札つーよりもタロットの13番かもしれない(象徴
的な意味で)。


ダーク要素皆無の「白札」ルート(灰黒とは色々別物)のほうはどうに
かなれば後で簡略に一部分くらいはちょっと書いてはみたいけどとり
あえず保留。


以下、背景解析断片。

@白い部屋で最初に黒鳥が放置されていたのは、一旦気が済んだから、
とか、通常仕事しにいった、とかではなく。
正気に返ったエが、異常を目の当たりにして“記憶”を探ってショッ
クを受けて逃げ出したから。
(狂気状態の場合、その気になれば、一時的なものだったとか仄めかせ
るような振りをちらとしておいて突き落とすとかetc苛める方法に
事欠かない状態で放置するわけがない)。
緑のは恐慌状態でかろうじて普段の様子に近づけようと戻したので元
通りに白かった(ある意味余計異常が際立って焼け石に水)。
これで自覚により自我拒否に近くなってしまって、その異常発生状態
でバックアップが「エラーを保存」してしまったため以降、黒鳥とア
のひとを認識すると狂気onされるように(onされると構いにいく)。
閉鎖空間以外の天界内では、少々雰囲気が暗い感じを覗かせますが一
見普通(ほかを苛めたりはしない)。

@携帯電話は、箱庭に向かう前に黒鳥が仕事部屋のエに声をかけて去
りかけた時点で、無いのが気付かれないように抜き取っています。
自分が時々おかしいことは自覚していたので、自分の携帯から伝言保
存→届いたのを確認して物入れに転移。
直ぐ先を「予見」していたわけではなく、おそらく保険のつもりだった。

@エは、アのつくひとに対しては、気持ちには気付いていたので「も
う時間も無いだろうし、言うだけくらい言えばいい」というくらいの
つもりで黒鳥をひとりで行かせた。
構造を作ったのが自分なのでああいう方向の行動に出ることも“予測で
きない”わけではないけど、自身のリアルじゃないのでぼんやりしてい
た(せいぜいぎゅーとか)のとアのひと真面目だし、ある意味どちらにと
っても“弟”分なので無体なんかするわけないと信用していたというか。
が。
ふと様子を見てみたらえっ?みたいな事態になってるし、どうして??
と急いで経緯の“記録”を見てみたけど急にだし、やめてくれと言って
るのに止めないなんて苛めているようで、でも何故だか目が離せなくな
ってリアルタイム映像呆然と凝視してたらあれ展開が?みたいな。
普段泣かない黒鳥が→なんで?赦すの?
ああいうふうに触れるなんて・・・
「ルシは・・僕のなのに!」(子供っぽいが羨望+独占欲)。狂気on。



@このifの黒鳥。
天然でボケ。基本篇のかれよりも更にやや子供っぽいところが。
でも黒紗シャツ&ジーンズ装備で色々無自覚。
エが基本的にわかりやすく“甘い”のでその分、押しが弱い感あり。
(基本篇のかれに、どちらのようにでもあんな近寄り方をしたら幾ら仕
様だの腕力だの“力”だので押さえられていても一行動毎に口で絶え
ず怒られるわ、かろうじて動ければ意志で無理して押し切ってでも拳
はともかく平手くらいは飛んでくる。強制反動でダメージくらったと
してもやる。好意があるほど本気で怒る)
“手へのキス”は普段にするものではないということを理解してない
(敬意や尊重の場合でも上(神)から下には頻繁にするもんじゃないし、
そういう方向でない場合の意味を感知してない)。
“嫌いじゃない”とかいう遠回しな言い方にこだわるのは、あんまりは
っきり区分して考えない傾向があるため。素直じゃないとか照れがある
のとかとはちょっと違う。

@このifのエ。
基本的な性格は変わらないが、運が良い?のか悪いのか殆ど失敗らしい
失敗を経験していないゆえに遊びや試行錯誤の要素が弱い過程を経てい
るので、予想外と挫折に弱い。
基本篇よりも黒鳥への態度が“創り手”“保護者”寄り。
黒鳥を自分の好みで創ったという“自覚”が最初からあったためか、少
々“制限”が緩い。でもそれが逆に・・
黒鳥には基本的に言動も態度も“甘い”ので、注意されたり忠言されれ
ば直に言う事はきこうとしたり上手く懐柔して宥めようとしたり、事前
に用意周到に思考してからどうだろうと口にしたり。
ので、黒鳥が叱り慣れしていず押しが弱め。

@このifのアのひと。
まあ大方ノさんなんですけどア仕様なんで、追い詰められてその気にな
るとああだ。本来はあんな無茶しようとしたりはしない性格。
苔のあれもあそこでどうこうしようと計画立ててたわけではなくて(連
想はしたけど)、一緒に座って話せたらなと思った(天使が理解が及ぶの
かわからないけど、そういう風に想っているのだと伝えられればと)。
ら。
苔に喜んでくれたのはいいんだけど、楽しそうに裸足になって「おまえ
は座っちゃダメ」的なことをいわれたので何かスイッチ押された。
苛立ったとか無理通そうと思ったんじゃなくて、通じないのかもしれな
い、なら態度で示そう、そして確かめよう的ななにか。
押し倒してみたら苔緑と肌のコントラストが・・
当の黒鳥はわかってない風に頬に手で触れるし、で結局あの通り。
手は出したものの、拒否されたらあれ以上進めようとは思ってない。
言ったとおり、「こういう意味の状況で目にしてみたかった」だけ。
限界まで自制して落ち着いて見せてたけど多分もう心臓痛くて限界だっ
た。
 エの発言を疑ったりせずに本当に絶望したのは、相手がエであること
もあるけど嘘だと取り消さずに「これでおまえへの罰も終りか、残念だ
な」と誰も居ない閉じた箱庭に戻され元のように箱庭の内とはいえ自由
にされ、そのままもう何も見せられることはなかったから。
基本的に素直なので新たな苛めだとかは思わず。絶対に赦されないと思
ったのに元の場所に戻されてもう何も特にする様子もない。つまり黒鳥
が力尽きたことでそれまでで気が済んだし自分へもこれが最大の罰だと
思ったんだろうと。自分が生きていれば多少は興味も分散するだろうと
思っていたのに人間の自分のほうが生き残るなんて、と。


@ラジエルが伝言を預かっていて干渉もしなかった理由はSec-thi冒頭
参照。久々に目にした筈の黒鳥に向けても用件関連しか会話が遣り取り
されていない様子なのは、気持ち的にもそれしか言えなかったからだと
思われる。
完全閉鎖の内部情報は感知できないから知らないけど、天界の機構を通
して漏れ伝わってくるエの感情の気配の断片とか、黒鳥とアのひとが同
時に消えたことと、やっと会えた黒鳥がどうみても雰囲気変わってるの
見て全部悟ったかも。
天使だしエが普通の存在力と大気供給とかは怠ったりしなかったので、
やつれたり不健康にはなってないけど、多分明らかに憂いとか漂うやや
影のある何かが。

@墓風のアレのジョーク。
「おまえなんか死んでしまえー」
「ばか」
「バカは死んでも直らない(=どんな目にあっても性格変わらない)」
辺り。
それとジョークではないけどベタに、
「死と復活(=陽(神)はまた昇る(蘇る))」
の意味。あと黒は黒鳥の色で死象徴もあるので暗示ぽく、
「あの翼に抱(いだ)かれるもの」。



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