ラフ書きのものです。
吸血鬼伝承ネタから。








[Bloody Pumpkin]



 仕事ではなく教会関係の用で二日ほど留守にすると告げた折に、内容を
適当に尋ねたきり、ふーん、と特に気の無い素振りで聞いていた時の表情
がほんの少しだけ気になってはいたのだが。
・・・帰るなり、何だか妙な気配を感じて向かうと案の定、それの出元は
彼の部屋だった。
珍しく、居る様子なのに鍵が掛かっている。
「マスター?
いらっしゃるんでしょう?
只今帰りましたが・・」
返事が無い。
もう夕刻なので、起きていても不思議は無いのだが。
代わりに、何か重みのあるものがドアの下の方にぶつかるような音がした。
一回ではない。続けて幾度か。
「?」
不審に思って、ノブの非常用ビスをいじって解錠する。
部屋はきちんとカーテンが閉じたままで明かりが無く薄暗いようだ。
「マス・・・ !」
ドアが半分ほど開いたと思った途端、何かが足元にぶつかってきた。
「なん・・・」
靴先の床にあった・・・・いや、“居た”ものは・・・
やや薄いオレンジ色のごく普通のハロウィン用に見掛けるような地に、薄
紅の不規則な水玉のような模様が散らばっていて、緑のヘタからバネのよ
うな巻髭と蔓が伸びて一枚の大きな葉が付いている・・・・・・・・・・
・・・・・・・・まあ、どこからどう見ても“南瓜”だった。
しかし、丸みを帯びた輪郭を使って転がるようにして動いている。
低い唸り声のような音がしたので咄嗟に警戒してやや身を引いたが、水玉
南瓜はそれ以上の興味(?)を示さずに、ドアとは別の方向へ下部を横方向
に回転する勢いで移動していく。
その先に在るものは、蓋が開いたままのマスターの棺だ。
敷き詰められたクッションの上に、特に選ばない時の“何時もの”系統の
服を着たまま俯伏せに倒れ込むような姿勢で横たわっていて、片腕が床に
落ちている。
水玉南瓜はその腕先に纏わり付くようにごろりと回っておとなしくなった。
・・?
マスターは・・眠っているのか?
にしては・・・。
部屋の明かりを点け、動物のようなもののつもりでそっと南瓜を迂回して、
棺の足元から逆側に回って膝をつく。
・・・顔色が良くない。
見慣れている“貧血”の時の様子だろうかと思う。
しかし、怪我をしたような形跡も・・、もしやと思ったが吸血痕、らしき
ものも血の匂いも無さそうだし。
それ以外であれば・・このひとにこういう風な影響を与えられるウイルス
の類というのも今のところ聞いた事は無いが。
起こして尋ねるべきなのか迷っていると、身動ぎして顔が横を向き、目が
開いてこちらを見た。
「・・・チェリー、おかえり」
えへへ、と笑うその力無い表情に明らかに何かやらかしたのだというのを
悟って眉をしかめて問い質す。
「・・・えへへ、じゃありません。
何があったんですか、というか“アレ”は何です」
「・・・・貰い物〜」
「・・・はぁ?」



 輸血パックを用意して飲ませると、顔色が普段通りに戻って来たのでど
うやら単純な貧血だったらしい。
原因は・・・まあ想定の範囲内だが、水玉南瓜だ。
元々は“薬師”だったが植物への興味が高じて色々なものを扱っていたと
いう研究家の“遺産”がばらされて売りに出されていたらしいのだが、そ
のうちの幾つかを買った知人がひとつくれたのだとかで・・。
種が包まれていたという羊皮紙を縫い綴じた小袋は、当人の覚書なのだろ
うメモのようなものがラテン語で書き付けられているものだった。
・・・本物かどうか、と、このひとが好奇心を覚えるには十分だろう。

 元々、吸血鬼の伝承は民間のものが発祥であるため、“死んだ家族が戻
って来る”というようなある意味非常に普遍的なものから、思いつきの与
太話のようなものまで色々だが、そのうちでも“吸血鬼”に分類していい
ものかどうかよくわからないようなものもある。
家畜などの身近な動物が変化するものはまだしも、作物や道具類というも
のもあり・・なんでもアリすぎて最早“吸血”である意味がわからない。
そのうちのひとつが、この“野菜”の類だ。
転がることしか出来ないため余り危険ではないとされているし、幸いにし
て普通に“繁殖”したという話も聞かない。
この目の前に居るものについては見た目が野菜そのものであるため、当然
だが口は無く牙も無い。
どこから血を吸うのだろうと思っていたら、蔓の一部に小さな鈎針のよう
なものと気孔のような小さな穴が幾つかありそこから吸収するのだ。
・・・・・・断定しているのは、目の前でこの酔狂なひとが南瓜に“餌”
を与えているからだ!
「マスター!
さっきまでぐったりしていた癖に、なんでまた・・」
腕を取って引き剥がそうとすると、片腕で押し止められる。
「だって、あともう一寸だったんだよー。
コイツ、大きくなったら少ししか食べないから大丈夫」
あと少しかな、と右手首に巻きついている緑の蔓の様子を眺めている。
・・・・・・・・。
つまり、私に見付かったら取り上げられると思って不在の間に急いで種か
ら血を与えて育てて一気にここまでにしたのだろう。
一応心配したのが馬鹿らしくなってきた。
それでもまあ、“吸血野菜”を見たのは初めてなので少々興味が無いとは
いえない。
「・・・。
ミネアに輸血パックを持って来て貰えばよかったんじゃないですか?
何でへばってたんですか」
「ちょっと計算間違えて気が遠くなってな・・。
改良種で“刷り込み”で血を覚えるそうなんだが、どのくらいかかるのか
までは書いてないんだ。万一、猫の姿のミネアに行かれたら困るだろう」
・・まあ、大きさは似たようなものなので懐かれたら邪魔になるのは間違
いない。
「これは、何処まで大きくなるものなのかはわかるんですか?
・・・というか、“種”があるということはまさか、“増える”タイプな
のですか?」
オレンジ色の表皮の色に、土地柄、時期になると大量に並ぶ収穫品やらハ
ロウィンの時期に行われる巨大な南瓜のコンテストの出展品が脳裏に浮か
ぶ。
そんなことだったら幾ら希少種でマスターがゴネたとしても、早々に処分
しなければならないだろう。生命科学の発達した現代で、そんな植物がタ
チの悪い人間の手元に渡ったら、と考えただけでB級・・いやC級映画の
ネタにでもなりそうだ。
「いや。
“種”は普通の南瓜のように出来はするらしいが、そのうちの一粒がそう
なるかどうか、という程度の確率みたいだな。
・・・・おっ」
よし、と満足そうに呟いたので南瓜を眺めると、
「あ」
薄紅の模様が、何時の間にか緩く波打つような不定形になっていた。
細かい円形も少し残って散っているため、どことなく“血の染み”に見え
るといえば見える。
「書付によれば、大きさはこれで成体らしいな。
普通の植物の肥料は効かないようだし、特別な薬剤でも与えなければ部屋
一杯に・・なんてことはないだろう」
南瓜はするりと蔓を引っ込めると身体に巻き付け、満腹したのか棺の横で
動かなくなった。・・犬が“丸まって”いるのに似ているだろうか。
「・・・で。
“少し”ってどのくらいなのですか」
手首に残る跡が治まるのを眺めていたマスターが、ん?と顔を上げて。
「・・・・・・・。
一日に大匙一杯分くら・・・・っ
・・・・・・・・・
はは・・・・ぷ、はは・・・・・・
だーいじょうぶだって!
おまえのメシが減るようなことは無いから・・・っ・・・」
苦しそうに笑っている顔に、無言で棺のクッションをひとつ掴み取って。
ぼすん!!と力一杯叩き付けてやった。


 
 ・・・・とはいえ。
実際には南瓜は殆どおとなしく、踏まないように気を付けさえすればよか
ったので特に困ることもなかった。
マスターは一日一度、言った通り大匙一杯程の血を水に混ぜて与えている。
ほかには普通の水を多少飲む程度でいいらしく、適当な深皿が部屋の隅に
置いてある。
 ・・・マスターに笑われたのは癪だが、意味はわからなくもない。
水を欠いたら枯れてしまうような植物では“断食”するというわけにもいかな
いだろうが、小まめに供給していればお互いに負担が軽いのだということは、
前に言われたことがある。
今は“同居”しているのだし、以前のようには意地を張る必要は無いのか
もしれない。・・・・・しかし、習慣のようになってしまっているものや、
感覚的なものはそうそう簡単には変えられない。
溜息をついて、丁度近くをごろごろり、と転がって止まった南瓜を眺める。
マスターは“ジャック・オ・ランタン”のつもりなのか“ランプ”という名を付
けて呼んでいて、一応それが自分のことだという事は認識しているようだ。
“音”で覚えているのか“名前”だと理解しているのかはわからないが、
マスターが試しに似たような音で呼び掛けても間違えない。
最初に出していた“唸り声”は文献にもあったが、どうやらこれは巻髭と
蔓の部分を弦楽器のように擦り合わせたり、葉を震わせて出しているらし
い。この辺りは虫、っぽいかもしれない。
折角だから、と見覚えたことと併せてスケッチを取ってメモを書き込んで
いると何時の間にかマスターが横から覗き込んでいた。
「“南瓜の観察日記”か?」
「・・学校の課題じゃないんですよ」
動き方を説明する図を描き終わると、色を塗らないとダメだぞ?とくくっ
と笑いながら去っていく。
その足元をごろん、と転がって付いていく南瓜を眺めて。
色鉛筆か絵具があっただろうか、と考えて本当に提出課題のようだなと何
となく苦笑した。



***



 一週間も経った頃。
最初はおっかなびっくりしていたサクラも、もう時折する唐突な動き(極稀
にジャンプしたり、一箇所でくるくる回ったり側転したり、部屋や置いて
あるものの輪郭を辿ったりする)を気にしなくなった。
勝手に外に出ようともしないし、“唸り声”も頻繁ではなく基本的にはご
く低くて音量も大したことはなく騒がしくしたりもしないので、“飼主”
であるマスターのようにごく単純に“かわいい”と思えるかどうかは疑問
だが、こういういきものなのだと思えば愛嬌のあるフォルムかもしれない。
「・・チェリー!
なーったら〜」
マスターが呼んでいる声がする。
風呂に行った筈なんだが、また何か持って来てくれとでも言うのか。
やれやれ、と確認していた資料を袋に戻して、ソファの足元近くで丸まっ
ている南瓜を弾みで踵で蹴らないように立ち上がってバスルームへ向かっ
た。
「何ですか?
また“忘れ物”でも?」
スリッパに履き替えて中に入ると、戸を閉めるように言われたのでどうや
らその用事ではないようだ。
おいで、と片手を出されるので引っ張られるのを警戒しつつも傍に寄って
みる。浴槽の脇に屈むと、縁に肘を伏せて機嫌の良い表情が悪戯っぽく微
笑った。
暖かな湯の匂いに仄かに果実のような香りが混じっている。
マスターは嗅覚が優れているため、はっきりした香りや後にずっと残るよ
うなものは余り選ばないが、風呂でのんびりしたい時はエッセンス、バス
キューブやパウダーの類、袋入りのハーブなどを入れて浸かっていること
もある。
・・・。これは、何の匂いか当てろということなのか。
柑橘系・・だとは思うんだが、殺菌用で結構嗅ぐことがあるオレンジとは
違う。
・・・・ああ、そうか。
「“Paradisi”でしょうか」
フロリダが有名だが、オレンジのほうが名を馳せているカリフォルニアで
も作られているグレープフルーツの学名は原産地の言葉で“天の郷の実”
という所から取られたというようなことを、産物紹介のリーフレットで読
んだ記憶がある。
「・・・Bingo♪」
笑って右腕が差し出される。
「当てたから、“食って”いいゾ」
・・・。
文脈が成立していません、マスター。
でも、暖かな浴室の空気に漂う甘過ぎない香りと底に僅かに混じる独特の
苦味と、換気の為に少し開けられている窓からの夜気に何となく、まだ大
丈夫だと意地を張る気分は保ちにくかった。
ひとつ、溜息をついて。
差し出された手を取って顔を寄せた。
・・マスターの匂いがする。
「・・・。
戴きます」
口接けるように唇で触れて、そっと指先に牙を立てる。
どうぞ?と笑みを含む声が少し可笑しそうに響くのを聴きながら、どんな
果実の滴よりも私にとって最上の“糧”を口にした。



 水気を拭ってバスローブを着せて抱え上げた身体は、湯の温もりを留め
てはいたが血の気が足りずに体温がゆっくりと下がっていく。
棺に運んで彼の“食事”を用意しておこうかとバスルームを出て部屋に向
かった。
エアコンを調節し、クローゼットから上掛けを取り出して蓋を開けたまま
の棺に寝かせたマスターに掛けておく。
休んで“食事”を取れば回復することも、このひとが“丈夫”なこともわ
かってはいるのだが。
・・・時折、ちらと脳裏を幼い容姿の面影と声が過(よ)ぎる。
・・・・・・。
生血を採らないと低下する力というのは、どれ程なのだろう。
徐々に落ちていくようなものだろうことは見当が付く。
数百年前を知っているのだろう“彼女”の認識とでは“落差”があって当
然なのかもしれないが・・・しかし。
情報不足で埒があかない思考を切り上げ、今日は目が醒めるまで傍に居よ
うかとリビングに置きっ放しの資料を取りに行くために立ち上がった。
その前に、そこそこ水気を含んでしまっている服も着替えて来なければ。
 が、数歩ドアに歩み寄った時。
「レイフロ様」
ノックの音と同時にドアが開いて、メイド姿のミネアが立っていた。
何時ものポーカーフェイスに見えるが、紫色の大きな瞳がやや強く光って
いるような気がする。
腕の中にバスタオルに包んだ何かを抱えていた。
「マスターはまだ目が醒めて・・
どうしたんだ」
「・・・・これを」
差し出されたそれを受け取って少し布をよけて。
「・・・・・えっ?
・・・・・・・・・・・・・ランプ?」
タオルの中身は、見覚えのある大きさの南瓜だった。
蔓も葉も、何時も通りの。
しかし、あった筈の“模様”が無い。
「バスルームの浴槽に沈んでいました。
跳ねて入り込んだとしても、脚が無いので上がれずに溺れたのかと思い
直ぐに引き上げましたが・・動く様子が無いのです」
「・・・」
ランプ?と呼んで表面を軽く指先で叩いてみるが、反応は無い。
どうすれば、と悩んでいるとミネアの視線が動いた。
振り向くとマスターがもそりと身体を起こしている。
「マスター!
あの、ランプが・・・」
溜息をついて目を伏せた表情で、片手が髪をかき上げる。
「・・・・・・。
ああ、聞こえていたからわかってる。
そいつは“湯に入れたらいけない”んだ」
「・・・・・・」
「・・・
私は、掃除をしてまいります」
ミネアは一礼して静かに退室して行った。

 「・・・・私が、出る時にちゃんと閉めなかったのかもしれません」
かわいいかどうかはよくわからなくても、家の中で無心に動いている様子
を見ていれば何となくの愛着のようなものが湧く。
バスルームを出る時に灯りは消したが、抱えていたマスターに気を取られ
てドアをきちんと閉じなかったかもしれない。
おそらく、湯に混じっていたマスターの血の匂いに興味を引かれて入って
しまったんだろう。
「・・・いや、コイツはその気になれば普通のドアなら蔓で開けられる」
本能的に回避するものだとばかり思ってたが、と膝に乗せたランプを撫で
ていたマスターが少し笑って、よ、と立ち上がった。
包みを抱えて。
バスローブ姿のまま裸足で歩いて行く背を追ってみるとキッチンの引き出
しを幾つか開けていた。
「・・・マスター?」
何を探しているのかと思う間に、彼が手にしたのは大振りの銀製のナイフ
だった。シンク横の調理台にバスタオルごと載せた南瓜の上で何かを見定
めるようにしてから、刃の無いそれを片手を当ててサクリと切り入れた。
二つに綺麗に割れた断面は、丸切り普通の南瓜と変わりは無かったが。
元々既に南瓜というものが自分にとっては“食べ物”として見る意識が薄
く、特に“それ”はサクラやミネアと似た風な位置に居るいきものだとい
う認識が出来かけていた私は、調理でもするようなその光景に少々混乱し
た。
「・・!
何してるんですか・・・!」
「・・・。
そんなカオするな、クリス。
こいつは食用向きの品種じゃないし、食べたりしないから。
・・種を早めに取り出してやらないと、腐りが早いんだ」
その宥めるように笑みを浮かべた表情に、思わず声を上げたことを後悔し
た。
・・・ランプを気に入っていたのはマスターなのに。
仮に食べようとしていたとしても、マスターを“食べて”いる私がそれに
ついて只の否定を口にするとか、考え無しにも程がある。
「・・・すみません」
もう一度微笑って流しに向き直りワタの部分から種を取り出そうとし始め
た彼は、今度は先程の手捌きと一転して苦戦している。
「・・手伝いますよ」
「・・・うん。
あのさ。
・・・・これ片付けたらどこか、種以外の分を埋めに行く場所を探すのも、
手伝ってくれるか?」
「種のほうは、どうするのですか?」
「今は植えるには時期が合わないし、此処にはこんなに置けないからな。
銀ナイフで割ったし、普通の南瓜ばかりかもしれないが・・
詳しい奴に任せる」
「わかりました。
・・・・・・一体くらい、居るといいですね」
「・・・・。
そうだな」
絶滅しちゃうかもしれないしなー、ともう一度今度は明るく笑ったそれに。
やっぱり貴方は嘘つきだ、と胸の内だけで溜息をついた。




 しかし。
「・・・・なぁ、チェリー・・。
お願いが」
「・・・・ダメです。
うちには置けません」
「ついてきちゃったんだよ〜
まだ寒いから凍っちゃうだろ? なーったら・・」
目の前では、見覚えのある独特の模様のついた“メロン”を抱えたマスタ
ーが必死で“お願い”を繰り返している。
真似しているのかメロンは蔓と葉を合わせているし・・・・・。
・・・・・・・ああ全く。
昨今のカリフォルニアはどうなっているんだ!
誰か変り種吸血種の研究でもしているのか?!
「・・・・引き取り手を探してください。
それまでの間だけ、ならいいでしょう。
ただし。
次に“模様の付いた西瓜”でも拾ってきたら、その時は貴方ごと畑に埋め
にいきますからね?」
本当に懲りないこのひとに、今度こそ心底深々と溜息をついた。







これはもしかするとマヌケかわいいいきもの・・と思ってたものを、伝承ネタ
便乗で落書きしてみたもの。
行き当たりばったりすぎてチラ裏扱いなんだけど、中々出して来れないミ
ネアが居るので置いておいてしまおう。

文中の南瓜等の参考メモはコチラ↓
http://www.vampire.gs/b.html(他にも色々纏めてあります)
本来は“勿体無いオバケ”系統なのですが、あえて“種”.ver。
多分、牙の無い口=割れた部分だと思いますが、“実はこう”変更で吸血
蔦イメージ&発声方法捏造。野菜なので弱点は「茹でる」ノリなのか?と
いうことで箒の部分はスルー。

最初はもっと勢いだけの話のつもりだったのに、“給血”混ぜたら脱線し
ました。〆は強引に元々想定していたコメディオチ。
絶滅させたほうが本来普通の植物である野菜にとっては幸せだと思ってい
るけど、実物を前にすると面倒みちゃうということで・・。
チャーリーの“懲りない”は“拾いもの”=“自分の(良くない)結果”を
踏まえて言っています。


グレープフルーツは、ブンタン×オレンジの天然交配によって出来た種で、
香りの基本効果はオレンジ系と共通の“精神安定+元気”。
特に心身のリフレッシュ効果。消臭にも。
オレンジ・レモンと比べると構造上精油が採取しにくいらしい。
光毒性有。


20111202:



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