Vassalord.


謎多き“真祖”ヴァンパイア・レイフロと
その血を受けた隷属ヴァンパイアでありながら日の光に焼かれること無く
敬虔な神の信徒でありヴァンパイアハンターでもあるチャールズ。
数多くのヴァンパイアを屠りながらも自らも血を得なくては生きられない彼は
糧として唯一、レイフロの血のみを口にしていた。

とある一件から長年の“対立”を終結させた二人は
ハンターとしての一線を退いたチャールズの家で同居を始めたが
気儘でマイペースなレイフロに
生真面目なチャールズは頭痛が絶えない。

・・・しかし、トラブル混じりでもそれなりに平和な日々は
そう長くは続かなかった。



レイフロを変えた“闇”。
それにまつわる“影”が、時宜を得たように動き出す。




その手に 何が残るのか。目次に戻ります