[PERSONA2 罪 〜INNOCENT SIN]

海に面し山を背後にもつ都市、スマル市。
戦国の昔、とある城主が中州の島に築いたという城跡のある川を中心に、
円形に広がる大きな都市。
洋風の時計塔をもち、昴の七ツ星をあしらった校章と洒落たモノトーンの制服
が人気の七姉妹学園(通称セブンス)。
下町の気風を残す街中にあり、緑青のガクランが目立つ男子校・春日高校
(通称カス校)は人気がないことからセブンスとは仲が悪い。

セブンスの三年生、周防達哉(すおう・たつや)は下校時に担任に呼び止められる。
進路の件で話をつけてから帰ろうとするが、二年のリサ・シルバーマンが、
新聞部に所属している友人が春日高校の生徒に連れて行かれて、
周防先輩を呼べっていわれている、と慌ててやってきた。
放置するわけにもいかず、仕方なく出向くと、連れて行かれたという当人は悠然
としていて、周りが扱いかねて困っている有様。
どうやら、カス校の番長である三科栄吉(みしな・えいきち)の子分たちで、
栄吉がやりたがっているバンドのメンバーに周防を勧誘したい、が中々つかまら
ない上に相手にしてもらえないため、どうにかして周防を連れてこよう、と思って
このようなことになったらしい。
栄吉本人が現れたので配下の独断という経緯は判明したものの、
リサが喧嘩を売ったため一触即発の事態になりかけるが、なんとか収まった。

話の流れで、最近噂になっている夢が叶う“ジョーカー様”というのをやってみ
ないか?ということになる。
自分の携帯電話にその携帯から電話をかける。
普通なら、これで“話し中”になり誰も出ることはないが、
「ジョーカー様、どちらにおいでですか?」
何故か通じた電話にそう尋ねると、ある筈のない答えが返る。


  『汝が後ろに・・・』



噂だけの筈の存在、記憶にない記憶・・・
眠っていた歯車が、今再び動き出す・・・・・






[PERSONA2 罰 〜ETERNAL PUNISHMENT]

スマル市の出版社・キスメット出版の若者向け雑誌「クーレスト」編集部に所属
する記者、天野舞耶(あまの・まや)。
先日駅前で偶然遭遇した高校生が、会った事がない筈なのに何故か知ってると
思えて気になるが、名前も知らないのでとりあえず“デジャ・ヴュ君”と呼んでいる。

高校生たちの間に流れるある噂を追って、修行中のカメラマンの卵・黛ゆきの
(まゆずみ・)と共に市内の高校・
七姉妹学園へと取材に出かけることになるが、
訪問中に様々な異変が起こりだす。
事件の調査にやってきた刑事と知り合うが、再び現れた“デジャ・ヴュ君”を彼は
弟だという。ただ、普段とは全く様子が違うらしいが・・・
その後も、既視感を覚えるひとや物事に次々と遭遇してゆく。

何故知らない筈のことを知っているのか?
現れては去ってゆく“デジャ・ヴュの少年”とは一体何者なのか?

刑事と親友の麗(うらら)と共に
不可思議な事件を追ってゆく彼らの行く手に待つものは・・・







(注:書いた時に資料が貸し出し中だったため記憶だけで書いております;)


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